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Solarisで、eclipseを日本語で使う

mixiチェック

eclipseは、良く出来たIDEです。 使いなれた emacs + JDK からそろそろ乗り換える時が来たのかも知れません。 しかし、eclipseは、Windows、Linux上でメニュー等の表示を日本語化するた めの Language Packが用意されていますが、残念ながらSolaris用には用意され ていません。
そこで、ここでは、eclipseを日本語で使用する方法をご紹介します。





1. 環境
ここで使用した環境は、次の通りです。
    Solari 9
    eclipse 2.1.1

2. eclipseのインストール
まず、何はともあれ、eclipseをインストールします。 まだ、ダウンロード、インストールが済んでいない場合は、 eclipseのダウンロードページから、 ダウンロードし、インストールして下さい。このドキュメントでは、 eclipse-SDK-2.1.1-solaris-motif.zip をインストールしたものとします。
eclipse自身のインストール方法は、ここでは詳細は述べません。 eclise紹介サイトなどを参考に、インストールを行なって下さい。

3. 日本語入力を可能に
インストールしたそのままの状態で日本語を入力しても、入力した文字は文字化け してしまいます。以下のように UTF-8 のロケールを指定して、ecliseを起動します。
    $ LANG=ja_JP.UTF-8 eclipse
上記を実行するためには、SolarisのUTF-8のロケール環境が必要です。 もし、/usr/lib/locale/ja_JP.UTF-8 のディレクトリがなければ、UTF-8ロケール がインストールされていません。Solairsのインストールディスクから、 インストールして下さい。

さて、これで日本語での入力ができます。
Window -> Preference -> Workbench -> Editors で、"Text file encoding" が デフォルトでは、UTF-8となっていますが、私は その他をチェックし、 EUC-JP として使用しています。UTF-8でも使用出来ます。EUC-JPを使用する 場合は、Edit -> encode -> other も、EUC-JPを選択するようにします。
プロジェクトを作成し、テキストエディタに日本語を入力してみて下さい。 本稿で使用した環境(ATOK)では、"日本語 On-Off"のキーをクリックして、 日本語の入出力が出来ます。
    日本語をエディタ上で入力したところ

ただし、時々、エディタ上におかしなコードが入力されてしまい、 正しく表示されない場合があるようです。この場合は、そのコードを テキストエディタで探して削除すると正しく表示されるようになります。

4. メニュー・メッセージの日本語化
せっかくなので、メニューやメッセージも日本語化しておきたいところです。 そこでLinux Motif版のLanguage Packを持ってきて、無理やりSolarisの環境に 適用することにします。
Linux Motif用のLanguage Packを、Language Packのサイトからダウンロードします。ダウンロードするのは、Linux x86/Motif用 (eclipse2.1.1-SDK-Linux-motif-LanguagePackFeature.zip)です。
ダウンロードしたら、この zipファイルを展開します。すると、 eclise/plugins/ と eclipse/feachers/ の下に多数のディレクトリが作成されます。 その中で以下のファイルは、Linuxプラットフォーム用ですので、Solarisでは使用 されません。
    Linux依存部のファイル名
    eclipse/features/org.eclipse.platform.linux.motif.nls1_2.1.1
    eclipse/features/org.eclipse.platform.linux.motif.source.nls1_2.1.1
    eclipse/features/org.eclipse.platform.linux.motif.source_2.1.1
    eclipse/features/org.eclipse.platform.linux.motif_2.1.1
    eclipse/plugins/org.eclipse.platform.linux.motif.nl1_2.1.1
    eclipse/plugins/org.eclipse.platform.linux.motif.source.nl1_2.1.1
このファイル名を無理矢理solarisに変更します。上記ファイル名のlinux部分を solarisと書き換えます。

    書き換え後のファイル名
    eclipse/features/org.eclipse.platform.solaris.motif.nls1_2.1.1
    eclipse/features/org.eclipse.platform.solaris.motif.source.nls1_2.1.1
    eclipse/features/org.eclipse.platform.solaris.motif.source_2.1.1
    eclipse/features/org.eclipse.platform.solaris.motif_2.1.1
    eclipse/plugins/org.eclipse.platform.solaris.motif.nl1_2.1.1
    eclipse/plugins/org.eclipse.platform.solaris.motif.source.nl1_2.1.1
この書き換えた後のファイルを、eclipseのインストールしたディレクトリに コピーして出来上がり。
再起動すると以下のように日本語化されています。





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