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Apache Jamesによるメールフレームワークの導入
7. まとめ
サンプルアプリケーションでは,Mailetフレームワ ークを使用して,受信したメールを処理するプログラ ムの作成を行ないました.
一般的に何らかのフレームワークを採用する場合の 利点は,画一的なアプリケーション構造の導入で,高 い生産性・保守性が得られることです.しかし,一旦
フレームワークを導入すると,フレームワークを外れ る機能を実現したり,異なるフレームワークへの移行 が困難であるといった問題があります.Jamesは,今
までフレームワークを使用していなかったり,または アプリケーション独自のフレームワークを作成してい たメール処理の世界に,広範に使えるアプリケーショ
ンフレームワークを導入する可能性をもたらしました.
Jamesにはまだ課題もありますが,現状でも実用可 能な機能・環境を提供しており,高い生産性とパフ ォーマンスが期待できます.独自のメール処理用フレ
ームワークを開発することももちろん可能ですが, Jamesの採用も現実的な選択肢の1つです.
MailetはServletに近い環境を提供しており,Mailet 導入もそれほど敷居の高いものではありません.皆さ んも,James/Mailetの導入を検討されてみてはいかがでしょうか.
初出:技術評論社刊「JAVA PRESS Vol.29」
JAVA PRESSの記事に加筆・修正しています。
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